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トランスメディア提供アイコン01 3月11日

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2014年4月6日
デジタル NIKON D7000
奈良県宇陀市にて

東日本大震災から4年が経過しました。
復興も道半ばで、未だ故郷に帰れない人も多いのを新聞やニュースで知っております。

こんなときですが、今、見ていただきたい映画があります。
『遺体、明日への十日間』という映画があったので、かなり前ですが私は視聴させていただきました。
2011年3月11日、日本観測史上最大の地震により発生した津波が岩手県釜石市を襲いました。
一夜明けると、津波で亡くなった無くなった人々が、廃校の体育館に次々と運び込まれるのです。
泥まみれになった遺体を無造作に置かれていく始末。
警察や消防職員も市職員もどうすればいいのか分からず戸惑いを見せ、あまりの惨状に言葉を失ってしまうばかり。
中には遺体の扱いもわからず、死後硬直した腕をもとに戻そうとして、へし折ってしまう人も現れます。
そこに民生委員を務めている元葬儀屋で主人公相葉常夫さんが、釜石市の職員に懇願して、ボランティアとして安置所で働くことになりました。
かつては葬儀屋に勤めていたこともあって、遺体の扱いも慣れており、遺体に優しく「大変だったね」とか、「もうすぐご家族が会いに来ますよ」とか話しかけたり、遺体をきれいにし、死後硬直した体を優しく揉みほぐすなどします。また、遺体を安置するための棺桶の手配や、一刻も早く遺体を火葬場に送ることにも奔走します。
彼の遺体に対する扱いと、遺族に対しての思いを汲み取る姿にそれまで遺体を『死体』としか見ていなかった市職員達も感化され始め・・・・・・・・・・・・。

この映画は全くの娯楽性はありません。むしろ求めるべきではないのです。
津波による直接的な描写はなく、それが起こった直後を淡々と物語が進行しています。
あまりにも悲しすぎる内容でした。
でもこれが起こった事実ではあるのです。

by note1969kagami | 2015-03-11 21:13 | | Comments(0)

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